一段落とは主観的なものである

ひとまず山は超えた。たぶん。 「一段落ついた」と気持ちがなるのは、まったくの主観での一区切りだとわかった。 終わりというのはいつでも人工的なものだ。生理学的な死くらいなんじゃないか。自然に感じれるのは。 ----- 自転車でコンビニを往復するときに…

書けないときの状態で考えていること

ある文章を書けなくなってはや3日。8時間×3日と考えると24時間は「書けていない状態」が続いている。 あらためて考え直してみると、まずいことはひとつも起きていない。 この「起きていないこと」はとても大切なことだ。具体的に言えば、「私の外的な環…

書くことは豊かなのだが説明するのが難しい

書く時間は間違いなく豊かだ。ただ、説明するのが難しい。 真っ白な猫がベッドのうえで、うとうとして眠りに落ちそうになっている。日向ぼっこの途中で、気持ちよくなってきたからだろう。頭を撫でると目を細めて喉を鳴らす。なんだか気が抜けてこちらまで和…

純粋に近く感じる欲求と不安を紛らわすだけの欲求

タイトルとして、「絶望不十分」の最後でも書いたけれど、本物っぽい現実逃避と嘘っぽい現実逃避があるのではないかと考えている。 それらは「欲求」を装っているから、どちらも、あたかも自分がしたいかのように感じるのだけど、それはやっぱり感覚であるこ…

IELTSのWritingのエッセイでよく使う表現まとめ

[経済系] aid investment grant venture finance material equipment facility infrastracture basis ground support / help / provide / assist local industry develop convenient / convenience inconvenient / inconvenience progress unemployment / la…

絶望不十分

うっかりミスで、巨額の損失を出す。気づいたのが遅かった。 振れ幅でいえば、一番底をつくくらい落ち込んだ。 精神的にヤバくなるのは、「私にとっての世界=私にとってのすべて=失った対象」となるときだ。車を死ぬほど愛している人が、大切にしているプ…

距離感とは何なのか

以前にも書いた。距離感が苦手だ。 どう振る舞ったらその空間で正解なのかがわからない。コミュニケーションが定義上「望んでいる結果を相手から引き出す」だとすると、そもそも私が普段生きていて、他人に何かしら特定の結果を望んでいない。基本的に、意味…

【随時追加】この世で生きていく上で使えたらおもしろい数字リスト

1.地球の面積 -> 510,100,000 km² 5億平方メートル 2.地球の赤道半径 -> 6,371 km 3.地球の赤道一周距離 -> 40,075km 3.地球の海でいちばん深いところ -> 11,000m 11kmか 4.地球と太陽の距離 -> 1億4960万km 1億5000万kmくらいか 4.東京都の最低賃金 -> 932…

金平糖の精の踊りから花のワルツまで

肉豆腐とサラダ(サンマの水煮と水菜和え)を食べて、食後の眠気対策に濃く入れたインスタントコーヒーを少量飲んで、ソファに寝っ転がっている。足の向こうには青空が見える。若い気分になった。 部屋にはエレーヌ・グリモーのラフマニノフが流れている。調…

わりと金持ちの最期は

うだつの上がらない日々を送っている。昨日は友人の家にだらだらと泊まった。 友人は高級住宅街に住んでいる。駅までの帰りに、車道と同じくらいの幅の並木道を歩いた。メルセデス・ベンツが走る道路から目を移せば、右手側にはテニスコートがあった。早朝か…

2017年の目標

2017年になって、25日が経過した。 今年は元旦に暴漢に襲われることもなく、平穏にすごせている。去年は、駅から帰っている途中、午前2時から午前2時10分まで見知らぬ不審者と戦った。ThinkPadを片手に持っていた状態での開戦だった。非常に不利ではあったが…

文章仮免中

寒い。室温見たら11度だ。個人的には18度切ると動きに影響が出てくる。 今日の話は、入門者である自分についてだ。 長くやってればその道に詳しくなり、人にも教えられるようになる。仕事だって、オンラインゲームだって、恋愛だってそうだろう。 一つのこと…

2016年も終わるし、弱点を書いておこうと思う

「信用できると思った人間に、自分と同等かそれ以上の知性があると思い込むこと」だ。 ここでいう知性は、経験、理性、ユーモアを含む。 ダメだった例を3つほど。すべてコミュニケーションの失敗。 事例1. ◆私視点 「悪いニュースほど早く知らせたほうがい…

亀のごとき歩みだが、亀のごとく進むぞ

いちおう、狙ってることは上手くいき始めている。 人事尽くして天命を待ってみるものだ。 「1日1個、これだけはやる」というルールを適当に運用している。決めたことさえできたら、他がパーでも気にしない。それでよしとする。 ばりばり動いている人が私を見…

薄っぺらい自分と向きあう

最近は、リサーチばっかりやっている。エクセルに英語のデータがたまっていく。 ときどき「私はなにをやっているのだろう」とも思う。 家族を作る友人や、家を買う人たちがいる。私はただ自分がやりたいことをやっている。言葉を変えれば、やりたくないこと…

途中の楽しみ

集中できるときは、きまってなにかしらの途中だ。 授業の最中がいちばん熱中できる。授業とは、家に帰るまでの途中だ。短くとらえれば、授業の終わりが見えているからこそ、間に浮いてる時間に集中できるとも言える。 古本屋で掘り出し物を探しているときも…

「考えが甘い」の「甘い」ってどういうこと?

回数は減ってきたけれど、考えが甘いと言われる。 そのときの「甘い」とはどういうことなのか考えてみた。 簡単に考えれば、アイデアの実現性が低いと捉えることができる。 本質的に考えれば、計画不十分であると解釈できる。 計画についての抽象性と具体性…

「豊かさ」とは「いんじゃね?」ではないか

幸せになることより、豊かであることを重視している。 と、言っても過言ではない。どうなんだろう。 まあ、書こう。とにかく、書こう。 今回は、豊かさについて考えてみたい。 英語で調べると、"wealth"になってくるんだけど、wealthって幸福度指数のときも…

思考の脱力法 -概念にパラメータはあるのか?-

概念にはいろんなパラメータがあるんじゃないかと思っている。 「概念とは、言葉(単語)からくるイメージ」と言い換えてもいい。 イメージが身体へ影響を与えることはわかりやすい。 たとえば、「梅干し」と連想すれば、つばが出てくる。この場合は、「酸っ…

最後までなにを信じるか

人はそりゃ絶望することはある。そんなときに最後までこれだけは信じようと思っていることはあっただろうか。 それも考えて寝たい。 あるとするなら、私がどういう状態であろうと、世界は気にせず回り続けるだろうなと思ったことはある。 そう思うと、ずいぶ…

寛容さとはなにかまだわかっていない

電池が切れそうだ。手短に。 私はOさんという人に哲学を師事している。大学からの付き合いになるからだいぶ長い。 Oさんは寛容さの鏡だ。そもそも、寛容さとはなんなのか。 寛容さのなかにルールはあるのか。思い当たらない。 許すことは必要そうだ。いくつ…

「やる気がない」と判定されるラインはどこから?

私は、いつもやる気がない。 でも、「やる気がない」ってどういうことなんだろう。考えてみよう。 答えから言うと、「やる気がない」というのは、「ずっとやっていない状態」だと思う。 「いつかやります」といくら言おうと、「次回こそは」と述べても、出力…

【映画レビュー】それでも俺は飯食うぞ / 『この世界の片隅で』 片渕須直

この映画は、食事を中心にまわっている。 どんな状況でも、人々はご飯を食べ続ける。 空爆が始まる前の平和なひととき、軍港が火の海になったとき、不発弾が爆発したとき、大切な人を失ったとき、原爆の投下地に行ったとき。 映画レビューなんだから、失った…

性格の悪い女性を許していきたい

本当に性格が悪いなあ、という女性に会ったことがない。 過去の記憶をむりやり掘り出せばいるのかもしれない。いま、破滅的な人は思い当たらないから、やっぱりそこまでの人はいる気はしない。 『東京喰種』という作品を読んだ。物語に出てくるほとんどの女…

制限の目的は「可能性を左右すること」

いつも私たちはなんらかの制限に囲まれている。 地面、重力、寿命、速度。それらには想像力すら、影響を受けている。 無重力だったら、自由になれるのか? と考えても、ふわふわと漂い、向かいたいところに向かえないことは、制限を受けているといっていい。…

「頭がいい」の条件 その1

誰だって、他人から「頭がいい」と見られたい気持ちはある。 頭がいいってどういうことなんだろう? 「素直さ」が、ひとつ、挙げられると思う。 素直に人に助けを求めることができれば、日本ではまず死なない。「相手が忙しいかもしれない」という不安があっ…

信用という言葉について

信用という言葉は、未来において契約が果たされるかどうかの考え方なのだなと思う。 信用を得ることは、未来に対して、貯金をしていることに等しい。 信用を失うのはいつも現実においてだ。 いま、私は遅刻をしている。気持ちの整理のため、電車のなかでこれ…

学習にかかる費用がとにかく安くなった

いまだとオンライン英会話も月6,000円からだ。中国語だと7,000円。 プログラミングスクールが1ヶ月の合宿形式で10万円。合気道教室はかかって月1万円。格安で修士が取れる大学も、インターネット上に出てきている。 小さなころから考えると、学習にかかるお…

「これで最後だから」というマインドセット

めんどくさいときは「人生でこれやるのも最後だからなあ」と考えることにしている。 同じ物事が起こることは、ありえない。生きているなかでのイベントに、それぞれIDを振ったら、確実に数字がずれる。似ていることを、まったく同一のものと捉えすぎなのだ。…

どう逃げても自分は優しいのだと諦める

恩師が来年、教壇に立つ。嬉しいニュースだ。 哲学の師匠でもあるから、ひとつ相談をしてみた。 私は、だいたいいつも「優しい人」として見られる。これが曲者なのだ。 10代の頃からチバユウスケに憧れていた。もし「1日だれかと入れ替われる」なら、チバユ…