挑戦したことが日々になっていく

毎日できるだけ書こうとしている。最近は書評にも挑戦している。

 

挑戦することは、怖い。できればやめたくなる。臆病だから、根っこの部分は変化したくはないんだと思う。

 

生きていることは、心臓が動いて止まるまでのただの期間だ。そんなことを小さな頃は胸に抱えていた。でも、そうではないだろう。

 

子どものときと書いて思い出した。誰にでもできることで、生きるか死ぬかのチャレンジがある。告白だ。

 

「あなたが好きだ」と声に出し、相手の返答を待つ。YESかNOかで運命が変わる。たいていは振られるけど、上手くいくときもある。そこらへんは上手くやれよとは思う。

 

OKが出たら、最も近い他人として、しばらく一緒に過ごすことになる。1ヶ月のこともあるし、一生のこともある。だんだんと、命がけでの挑戦した相手が、身近になっていく。デートに行って、お互いの部屋に行くようになる。食べ物の好みもわかってくる。毎日毎日、挑戦したことが日々に取り込まれて、ゆっくりと日常になっていく。

 

昔より緊張する告白はなくなったけれど、退屈に耐えられなくて、新しいことを始める。ドラムでもベースでも書道でもパルクールでも。

 

始めることは勇気がいる。ダサいだとか笑われるだとか、人にどう思われるかの不安もある。それでも、既存の世界からまったく様変わりすることに挑戦して、日常化をしていくペースを、楽しんでいきたい。理想の世界が少しずつ時間をかけて、現実に溶けて混ざっていく感覚。それは幸福のひとつなんだと思う。