【レポート】アダルトVRエキスポに行ってきました

adult-vr.jp

 

1991年8月6日世界初のWebサイトを、CERNのティム・バーナーズ=リーが作ってから、エロを原動力としてインターネットは発展をしてきました。

 

今後マーケット規模も大きくなるのは目に見えています。1500人以上とも言われた応募抽選をくぐり抜け、8月27日、アダルトVRエキスポに行ってきました。

 

おおざっぱに、Oculus Rift、HTC ViveなどのVRゴーグルをつける形の出展が5割。既存のアダルトグッズを振動や音声などで拡張した出展が5割といったところでした。

 

参加者も開発者も運営側も、みんないい意味で情熱的でした。コミュニティ的にめちゃくちゃおもしろいです。

 

2016年はVR元年と呼ばれています。

 

参加した感じ、

 

1.Unity(アダルトVRのプラットフォーム)

2.VR用ヘッドマウントディスプレイ

3.VRアダルトグッズ

 

の3点が安価で揃うのはまだ時間がかかりそうです。

 

まだ年月が必要だといっても、品質(エロさ)はすでに商品としては十分なものになっています。やばすぎて写真は選定をしたうえで後日この記事にアップしますが、コンテンツの普及スピードはお金がこれからどれだけの規模で入るかの問題なのかなと。

 

マーケット的には、雑誌、映像、風俗などの既存市場がどれくらいアダルトVRに合わせていくかの観点になります。普及までは10年くらいの長い目がいる体感でした。そこまでアダルトVRと既存産業は喰い合う感じにはならないでしょう。

 

最終的な環境としては、

 

1.購買データ、IoTへの反応データを人工知能が食べる

2.人工知能が解析してアダルトIoTグッズに反映する

3.反応したユーザーの結果をまた人工知能が食べて反映する

 

の繰り返しになると思います。

 

人工知能が今回の出展ではまだ見られませんでした。今後、アダルトVR用の人工知能が出てくると思います。

 

人工知能がアダルトVRをどう変えるかというと、「ストーリーがユーザー個別に変化していくこと」になります。

 

当然ですが、アダルト映像は放送する前から物語の展開が決まっています。人工知能が、ユーザー別にIoTデバイスへフィールドバックをしていくということは、「ユーザーごとに好みのストーリーになること」になります。

 

つまり、人工知能が登場することになると、「ひとつの人格とセックスしている感」がより本当に強くなります。皮肉ですが、日本の少子化が止まることはなさそうです。

 

 

最後に個人的なことを言うと、プロダクトのなかだとONASIS(オナシス)がいちばんおもしろかったです。あれは体験しないと魅力がわからない典型だと思います。まさか振動が「本当らしさ」の秘訣だったなんて…。