曇りの日に出かける

目標は達成できた。あとは、後処理。

 

昨日や一昨日と違って、今日は天気がよくなかった。曇りだ。外に出たら風も強く、湿度も高い。雲もいやな感じだった。すぐに降り出すように見えた。

 

ここのところ、気を張りっぱなしだった。リラックスする時間が作りたくて、喫茶店を探して歩いたけれど、見つからず。近所のパン屋でメロンパンとコロッケパンを買い、少し移動して公園でのんびりすることにした。隣接する野球場では、スポーツ少年団がノックの練習をしている。ベンチで食べていたら、目の前を柴犬の散歩をしているおじさんが通り過ぎる。年老いた様子の犬を目で追っていたら思わず笑みがこぼれた。

 

影を作っている初夏の木々は、風に吹かれてゆさゆさとゆれている。気温も出かける前よりは心地いい。コロッケパンの油と刻まれたキャベツのバランスがよく、足をだらりと伸ばしこうやって過ごす時間が幸せと呼びたいものなんだろう。忘れないでおこうと思った。

 

天気がまた崩れてきたため帰宅。チャーハンをまた食べて眠くなったから昼寝をした。起きたら土砂降りの雨だった。束の間の幸福だったのだ。必要だと思って作った時間だったから、それでよいのではあるが。

 

雨が振りそうだとしても、出かけたいなら私は出かける。降ってきたならすぐ帰ればいい。勇気も頭脳もいらない。ただ、出かけたいなと思うだけだ。インドア派とアウトドア派が世間にはいる。人間はどちらのほうが多いのか。刑務所が世間的に嫌なイメージを持たれているのだから、幽閉は人間には向いてなさそうではある。