オタクは知識顕示欲のタイミングずらすだけで話が上手になる

いかに自分に知識があるかを披露するのに必死になってしまうときがある。

 

「そういう話でしたら、〜という事例がありまして」とか、もっとオタクで例えるなら「あの監督って他の作品だと〜だから、今回の声優さんは〜だったりして」とか。

 

オタク同士ではよく「お前これ知ってる?」合戦が繰り広げられる。そのノリで日常会話をしていると、質問に答えるのではなく、自分の知識をとにかく関連付けして返してしまいがちだ。話を聞いてないで、自分がいかに知識があるかの防衛戦をする。

 

そんなとき、知識顕示欲のタイミングをずらすだけで話が上手い人みたいに見える。

 

まず相手の話を聞き、返しに抽象度高めのことを言って、最後にここで知識をひけらかすのだ。

 

脊髄反射で自分の知識を言うのではなく、相手の質問の返答として具体例を言う。

 

「シンゴジラ撮ってた庵野さんが昔作ったエヴァンゲリオンってどんな作品なの?」(質問)

 

「衒学的と言われていますね」(抽象的)

 

「どういうこと?」

 

「そう思える点としては〜」(具体例、ここで知識の顕示)

 

文脈だけ用意してあげれば、オタクが夢中になって具体的なことを言いまくるのも悪くない。だから、いちばん大事なのは、もしかしたら相手の話を黙って最後まで聞けるかどうかなのかもしれない。