2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

死ぬ前から葬儀について

江戸時代に活躍した国学者の本居宣長は、自らの葬儀において、棺桶の運び方まで生前から書いておいたらしい。それに倣うわけではないにしろ、そこまで細かくではないにしろ、自分の葬式について希望することをここに書こうと思う。 「いい歳して」という表現…

apple girlに告ぐ

「omamori wo kudasai」とSkypeのチャット欄にメッセージがあった。 相手の名は、apple girlというおそらく女性。 理由はわからないが、とにかく日本のお守りがほしいのだと言う。お守りだったらなんのためのものでもよいらしい。詳しいことは一切教えてくれ…

人工知能がプロ棋士に勝つことについて

GoogleのAlphaGoが、トップ棋士に勝ち3ヶ月ほど経つ。将棋も、いつかは人工知能に完全に勝てなくなるときがくると思う。将棋も論理を追求するゲームだ。コンピュータの演算に乗せれるものには、人間は勝てない。 そのなかで、プロ棋士が人工知能に負けるこ…

将棋について

ゲームの完成度は、ルールの完成度で決まる。 ポーカー、花札、カタン、麻雀、バックギャモン、人狼、モノポリー。世界には、数えきれないほどのゲームが存在する。そのなかで、将棋の完成度を超えるものには出会ったことがない。 9×9の81マスのうえで、…

「永遠」という言葉について

永遠という言葉には、2つの用途がある。 1.終わりがなく、ずっと続くこと 2.感覚の程度の表現として、「すべてを上回るものであること」 1に関して言えば、永遠というものは存在しないと思っている。永遠を保証するには、永遠を記憶する人間が最終的に…

「全体」という言葉について

「全体」を、なるべく疑うようにしている。 状況によって、人によって、意味するところがズレるからだ。 政治家にとっては、マスコミを警戒して帳簿の見直しを行った故郷の選挙事務所かもしれないし、裏切り者が出て急いで身の振り方を考えなければならない…