文章の理想
人が読んで楽しいと思えるような文章を書いていきたい。
乱暴にいえば、人間の余暇と娯楽のための文章。
明るくなるような文章がいい。私もそういったものを好んで読んできたんだと思う。
肯定とも寛容とも違う、ただの陽気みたいなのでもよい。
私は他人よりだいぶ暇な人生を歩んでいるから、それができるような気が最近するのだ。
物語が起きる余地を予感させることは、人にはいつでも可能性が発生する下地があることを知らせてくれる。
頭のなかのそれぞれの概念はつねに動き続けいて、絶えず関係の更新をやめない。
可能性とは、その人に流れる物語の書き換えのことである。それを示唆してしまうようなことを表現できていけたならと思う。